久しぶりの更新ですね。 今回は分析や戦術や指導者に関してではなく文化についてのお話し。 代表監督の更迭によって、揺れている日本サッカー。 6月のロシアワールドカップは果たしてどうなるでしょうか。 この更迭によってこの4年間の検証が出来ないという…
2014年のブラジルワールドカップの準備に向けてベルギー代表監督ビルモッツの周りは非常に慌ただしくそして、熱っぽかったのだ。前評判では1984年のメキシコワールドカップのベスト4を超えるとさえも言われていた。しかし、最終的にアルゼンチンに…
オランダ代表は残念ながらロシアワールドカップを逃した。 オランダ国内はもちろん、世界中でオランダのサッカーが下降していると感じた瞬間かもしれない。 オランダ人記者がアルゼンチン代表監督のSampaoliにこんな質問をしたようだ。 「オランダ代表監督に…
We will conquer the ball, yeah, each fucking time! We will chase the ball, we will run more, fight more. 2年前にリバプールの監督クロップが発言した言葉である。 これはまさにクロップのサッカーを最大限に表現した言葉かもしれない。 クロップのサ…
選手育成について知っていますかという問いについて、クライフなら必ず「Yes」と答えるであろう。クライフは特別な選手、特別な監督だけではないのをご存知であろうか。そう、彼は特別な育成者でもあるのだ。 まずクライフはテクニックを持っていることがタ…
シーズンが始まり約1ヶ月半。プレミアリーグを見てみるとあることに気づく。 約半分のチームが3バックと2ウイングバックシステムを採用していることだ。 果たしてこれはなぜであろうか? シティと共にスタートダッシュを切ったユナイテッド。モウリーニョ…
マンチェスターシティと共に最高のスタートを切っている赤い悪魔、マンチェスターユナイテッド。監督としてのモウリーニョもついに復活するかもしれない。 そして、スペインで行われた戦いを第一次戦争とすれば、今シーズンはついに彼らの第二次戦争の幕開け…
日本代表吉田選手が所属するプレミアリーグ、サウサンプトンも新しい試みに挑戦している。 この取り組みは昨シーズンから始まったようだ。 昨シーズン、GKのFraser Forsterが足に怪我を負った。 彼はGKとしてトレーニングできないことへの不安や恐れを感じて…
今やサッカー界でこの名前を知らない人はいないであろう。その名はジョゼ・モウリーニョ。彼のボルト時代のサッカー哲学についての資料を見つけたので紹介したい。あれから時が流れ、今やマンチェスターユナイテッドの監督となったモウリーニョ。彼自身、成…
ホッフェンハイムの監督、ナーゲルスマンが若手監督の中でも飛び抜けていることはもはや周知のことである。またしても彼はバイエルンに勝ってみせたのだ。 さて詳しく見ていきたい。 フォーメーション ナーゲルスマンのホッフェンハイムにおいて非常に印象的…
多くのチームや監督、コーチがバルセロナのサッカーについて語り、真似をしたがる。それは彼らのサッカーが革命的で観ていて興奮する他ならないからだ。 バルセロナのサッカーにおいてはレベルの高い技術とある特定の理解、ゲームを読む力が必要とされる。決…
中国マネーによってサッカー界に革命を起こそうとしている中国。果たしてどのようにサッカー大国になろうとしているのか。実際のところ、ワールドカップ予選では結果が出ていない。今回も出場できないのが現状であろう。 しかし、中国はいたって冷静なのかも…
保護者やコーチは選手の早期からのそのスポーツの専門化に気をつけなければならない。これを考慮しなければ選手を肉体的な問題という危険にさらしてしまう可能性があるからだ。これはある種、社会心理学的な問題である。 数十年前にあるトレンドが存在した。…
若いスポーツ選手においてあるスポーツに特化するのが早過ぎた場合、その年代の選手に比べた場合、1.5倍の確率で怪我を引き起こしやすいというデータがある。 彼らは誰よりもトレーニングをすることを強いられ、結果的に怪我をしてしまうのだ。 そこには、小…
今日はサッカーとは少し脱線して興味というものについて書きたい。 教育やキャリアにおいて興味とは非常に大きなモチベーションとなり、重要な役割を担う。興味を持つことでその物事を成功、成長させるためにそれがそのままメリットに繋がるのだ。私たちは興…
チャンピオンズ2連覇を達成したレアル・マドリッド。今シーズンもチャンピオンズリーグで優勝できるかに注目が集まっている。レアルにはロナウドとセルヒオ・ラモスがいる。どうしてもこの2人に注目が集まってしまうのは仕方がないことである。 しかし、忘…
オランダが生んだ伝説、ヨハン・クライフ。彼のサッカー哲学はいくつかのクラブに刻まれている。そう語るWim Jonk。 worldsoccertalk.com Wim jonkは今はなきクライフにクライフの哲学、クライフのサッカーを継承していくように頼まれたのである。そして、今…
先日、フランス代表に大敗した後、ブルガリアに3−1でなんとか勝利を収め、なんとかワールドカップ出場に望みを繋いだオランダ代表。そんなオランダ代表を見て、今は無き、くらいは何を思うのであろうか。 ヨハン・クライフはこんな言葉を残している。 オラ…
伝統的にプレーモデルはフォーメーションから考えることが多い。 例えば、自分たちは4−3−3でトップ下のフォーメーションを採用し、相手が4−4−2のフォーメーションを採用したとする。ここから噛み合わせを考え、どのように攻撃し、どのように守備をする…
topcoach.hateblo.jp サッカー界においてデータが使われ出したのは最近のことである。 他のスポーツではすでに使われていたのだ。例えば、バレーボールなどはその一つである。バレーボールの世界では全ての動きが分析させているのである。 このデータを使う…
今シーズン、シャルケは新たに若い監督を迎え入れた。 シャルケの全ての人間はまた、チャンピオンズリーグに戻ることを期待しているであろう。一体、新監督に就任したテデスコとは誰なのか? テデスコはシュトゥットガルトとホッフェンハイムのユースで監督…
レアルマドリードのIT革命を知っているであろうか。 あの巨大な企業、Microsoftと2015年に提携を果たしているのだ。 この提携によって450百万人以上のファンにさらならサービスを提供できるようになったと言われている。このファンにレアルマドリードへの情…
今、多くの会社ではデータを集めることに躍起になっている。それはサッカーの世界でも同じある。 しかし、ここで常に問われていることがある。それは、このデータをどう使うのかということである。 データは新たなるオイル マーケット研究者であるClive Humb…
先週行われたチャンピオンズリーグの予備予選ナポリvsニースのゲームを振り返りたい。ナポリの基本フォーメーションは4−3−3、そしてバロテッリ、オランダ代表のスナイデルを迎え入れたニースは5−3−2であった。 左サイドの制圧 ナポリのの左サイドの攻…
サッカーをちょうど始めるであろう6、7歳のウォーミングアップトレーニングについて紹介したい。この年代の特徴はこちら。 topcoach.hateblo.jp トレーニング1 ◆オーガニゼーション 1、四角のグリットを作り、真ん中にボールをおく。 2、ボールの数をト…
ネイマールはパリ・サンジェルマンにとんでもない形で移籍することになった。 しかし、この移籍によって本来のバルセロナの形が戻っってくるのではという話がある。新監督バルベルデの就任はフィールドで忠誠を誓わせるという当然の変更だと言えるかもしれな…
レベルに合わせて2つの守備の方法がある。ゾーンディフェンスとマンマークディフェンスだ。マンマークディフェンスにおいてはそれぞれが目の前の選手をマークして、プレーさせないという責任が与えられる。ゾーンディフェンスでは決められたゾーンをそれぞ…
5秒ルールという言葉を知っているであろうか。 多くのチームでこのルールが適用されている。 攻撃、守備、攻撃から守備への切り替え、守備から攻撃への切り替えの4つのモーメントの内の攻撃から守備への切り替えの際に使われるものである。 5秒ルールとは、…
どのように良いサッカー選手を育成しますか? サッカーの世界において選手がたくさん必要である。そこには非常に大きなお金が動いている。しかし、良い選手は不足している。そこでどのように選手は生まれる? 正しく遺伝的な構図がなければ偉大な選手は生ま…
今シーズンやっとビエルサはサッカー界に戻ってきた。誰もが驚いたであろうビエルサのリール就任。そのリールは開幕戦でラリエリ(前レスター監督)率いるナントに3−0で勝利を収めたのだ。 そのリールのサッカーについて振り返りたい。 3−3−1−3 リール…