サッカーは監督だ

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争いを恐るな!

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コーチとして同じ方法を使わない。違う方法で選手を鼓舞する方法を見つけろ。コーチとしてコーチとしてクリエイティブか。それが上手くいかなかったとしても同じ方法を使うのか。枠を超えて飛び抜けろ。

 

これはチーム育成のスペシャリストRené Felenの言葉である。彼はロナウド・クーマン(現エバートン監督)などを指導、アドバイスした経験がある。

 

彼曰く、重要なことはどのように成功し、どのように失敗と向き合うかとうことだ。それは選手も監督も変わらない。

 

そもそもトップにたつ人物とはどんな人物なのであろうか。

トップの人間はどんなに物事が上手く言ってたとしてもその先を見ているものであろう。どうすればもっと上手くいくであろうと考えているはずだ。そして、それを具体的にどうすれば良いか。突き詰めるはずである。

 

もしその行動が上手くいかなくても常にチャレンジをして前に進み続ける。リスクを犯し続けるのだ。これを恐ることは一切ない。トップになれない人間はここで恐れる。

 

 

チームの発達にはいくつかのステージがあるというRené Felen。

人は皆、生まれ持って心地の良い場所や環境(コンフォータブルゾーン)にいようとする。これはルーティーンワークとして行われる。

 

しかし、良いチームには常に刺激的で学べる場所が存在する。トップの人間はあえて心地の悪い場所や環境(アンコンフォータブルゾーン)に身を置こうとする。

 

そこで良いコーチ自分のチームではじめコンフォータブルゾーンを作ろうとする。そして、少しずつアンコンフォータブルゾーンを作り出していく。むしろ提供という言葉が正しいかもしれない。

チームに試練を与えていくのだ。

 

とは言っても全てのチームが成功するとは限らない。これを知っておくことが大切だ。

 

チームにはそれぞれアイデンティティーがある。もちろん、コーチたちにもだ。それぞれが尊いものでリスペクトされるべきものである。

  ただ、時にそれはどんなことがあっても噛み合わない時がある。

 

これはお勧め本である。チームとは何かが書かれた最高の本。

ミケルスの「勝つチーム」作り トータルフットボール&バルセロナの原点

ミケルスの「勝つチーム」作り トータルフットボール&バルセロナの原点

  • 作者: リヌス・ミケルス,グリーン裕美
  • 出版社/メーカー: 東邦出版
  • 発売日: 2011/03/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

最後にチームの成長についてまとめておく。

 

1、チーム全員が礼儀正しい

チーム間やコーチと選手間では全く争いごとはなく、皆が礼儀正しくお互いと接し、チーム内に終始、和やかな時が流れている状態。選手たちはコーチや監督に関して文句を言ったり不満を言ったりすることはない。そこで監督は少しずつ刺激をフィールドで入れていく。例えば『なぜそんなプレーをするの?』と問いかける。

 

2、方向転換期

チームのベースができた後、ここで初めて争いをする。コーチングを引き金に争いをする状況を作る。多くのコーチはここから逃げ、コンフォータブルゾーンである1の段階に戻ってしまう。なぜ、ここで争いごとをするのかというと、この争いごとによって多くの人が口喧嘩をするはずだ。同時に多くのこと、多くの解決策を考えるはずだ。それがチームに良い刺激、良い状況を作り出す。

 

3、標準期

Win-winの状況が作られ、争いが解決される段階。それぞれが考えていることが共有され、常に仲が良いというわけではないが結束感がある。ここではチームの約束が決められチームのベースがさらに強くなる。

 

4、パフォーマンス期

ここが最後のフェーズ。チームがここまで来るとチームはすでに自立している状態である。コーチは少ない指示でチーム全体が動きだし、チームを良くしようとする。本当のチームができる上がるわけだ。

 

 

こちらも面白かったので是非!

yasublog.hatenadiary.jp

  

 

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