サッカーは監督だ

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全てのコーチは意識的もしくは無意識的に期分けしている

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photo:thesefootball times

フィットかつフレッシュ

全てのコーチは意識的もしくは無意識的に期分け(ピリオダイゼーション)しているはずである。

 

誰が試合後に選手をスプリントさせるであろうか?

誰がハーフタイムに選手をスプリントさせるであろうか?

普通に考えればそれはほぼありえないことであろう。

 

スターティングメンバーに試合後、トーレーニングやスプリントをさせることは大いにあるであろう。

 

コーチや監督にはある定理があるはずだ。

全ての選手のプレーの質をより良くし、フィットさせ、フレッシュな状態にしたいというものだ。

 

それらのレベルは普通、シーズンが終わりに近くにつれて良くなっていなければならない。ピリオダイゼーションモデルの原則(レイモンド・フェルハイエン)ではプレーの質、フィットかつフレッシュというものがお互い得られるということで良い手段となるはずだ。

 

www.footballista.jp

しかしながらこの原則はそれぞれ監督、コーチによって調整されなければならない。

例えば、試合のプログラム、天気、フィールド条件、選手の年齢や質などがあげられる。それぞれ見ていこう。

 

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試合のプログラム

 試合のプログラムやカップ戦のプログラムは基本的に自分で日程を調整することは難しいであろう。ただ、練習試合は可能である。原則として平日に行われる試合はトレーニングによって調整されなければならない。トレーニングの周期を1週延期しなければならない。トレーニングのサイクルを6週間ではなく7、8、9週間にしなければならないということだ。ここで一つの提案だけれどもweek2,week4,week6の後にそれぞれ練習試合を入れると良いであろう。

 

天気、フィールド条件

全てのコーチ、監督は天気とそのフィールド条件を考慮しなければならない。

普段の乾いたフィールドよりも濡れたフィールや凍ったフィールドの方が当然、選手にかかる負担は大きくなるわけだ。

 

こういった状況ではエクストラで刺激が必要かもしれないし、新しいトレーニングをする必要はないかもしれない。

 

また、使えるフィールドが大きいかもしれなし、小さいかもしれない。

 

選手の違い

全ての選手は同じではない。これは大前提の話である。

年齢、怪我の状況、ポジション、生まれやその文化も影響してくる。

そして、この違いによって全員をフィットさせることは難しくなるのだ。

 

またクラブによっては、プロ選手、社会人、アルバイト、学生などそれぞれの生活状況も監督、コーチは考慮しなければならないであろう。

 

個人個人でピリオダイゼーションのメニューをこなすことは良いかもしれないが、それは準備をしっかりと行うことが重要だ。

なぜならコーチ、監督は何人の選手がトレーニングに来て、どれくらの負荷を与えるべきか知っているはずだからだ。

 

フィットした選手は全てのメニューをこなすことができるはずで、フィットしていない選手は1セットか2セット少なくて良いであろう。

 サッカーのレベル 

「彼らは足が重そうだ」「彼は下を向いて走っているぞ」

それはなぜか?それは彼らが昨シーズン、リーグで優勝し、昇格したから?もしくは、ベストな選手がプレーできない?それとも移籍してしまったから?

 

こういった場合、トレーニングの負荷や頻度を増やすことはこの問題の解決にはならない。そんな時はニュートラルweekを入れて、トレーニングの負荷を調節するのだ。ここでも6週間のサークルを7週間にするということである。

 

怪我の連続

「今週、非常に厳しい戦いをしましたか?」

 

もしこういった試合の後でこの試合の負荷に関して考慮することなく試合を行えばどうなるか?選手に疲れが溜まった状態でのトーレニングになることから怪我をしやすくなる。肉離れや膝の怪我が多くなるはずだ。

 

ここではしっかりコーチ、監督がこれを考慮し、負荷を落としたり、ニュートラルweekを作らなければならない。これは決して悪いことではない。

 

育成から昇格した選手

そのシーズンに育成から昇格した若い選手にとってトップチームでの試合やトレーニングは非常に負荷が高い。

 

この若い選手はアカデミー時に週4回トレーニングし、今現在、トップチームでトレーニングを5回していたとしたらこれは本当に負荷が高い。これを続ければ怪我をするのも時間の問題である。

よってコンディショニングトレーニングには参加させずに戦術のトレーニング、技術的なトレーニングにのみ参加させることが得策であろう。期間としては半年が望ましいであろう。そうやって徐々に負荷に慣れさせるのだ。

 

競争のスポーツ

サッカーは競争のスポーツで、選手たちは試合でベストを尽くさなければならない。決してトレーニングでではない。これはコーチ、監督によってコントロールされなければならない。これが重要なことである。

 

そして、ピリオダイゼーションが目的になってはならない。ただ、この方法論は非常に素晴らしいものである。

 

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