リバプールが日本の高校生を1人スカウトする
スポンサーリンク
私が思うにセンターバックはサッカーの中で一番重要なポジションなのではないかと思う。
イングランド、プレミアリーグにおいて、チェルシーはビックネームの選手を、シティは似たような選手を、リパプールはクロップが就任後、とんでもないセンターバックのスカウトはしなくなった。
ただこのセンターバック、どうやってカウトすれば良いのだろうか。統計的な観点で見てみたい。
そこで考えられるのは統計データ的に似たような選手はスカウトリストから消していくことかもしれない。
ここでは4つのデータに注目したい。
4つのデータ
■アクティビティ
何試合90分間プレーしたのか
■広さ
彼らがプレーするフィールドの広さ(範囲)を計算したもの。
■フロントフットvsバックフット
フロントフットとは積極性を表しインタセプトやボールへのタックルを意味し、バックフットとは反応性を表し、カバーやシュートブロックを意味している。
■失敗率
失敗したタックルとファウル割合。インタセプトやタックルの成功数がよくピックアップされるがここでは失敗率をピックアップした。
リストから消す
まずはじめに自分のチームのセンターバックのアクティビティ、広さ、フロントフットを算出し、スカウトリストに載っている選手と比較をする。失敗率においてはこのパーセンテージが高いことでスカウトするにはリスクが高いことを表す。よって最後の比較対象とすることが良いかもしれない。
ではこの3項目をどう比較していくか。
例えば、クロップのリバプール。
ゲーゲンプレスについてはこちらの動画を。
Analysis - Liverpool under Klopp. High pressure and Explosive attacks vs Barcelona
Tactics Explained | Gegenpressing
クロップはゲーゲン・プレスという高い位置でボールを奪い、得点をする戦術を好んでいるだろう。それによって必要なプレー、必要なセンターバックは決まってくるわけだ。
高い位置からボールを奪おうとすることによって、センターバックとGKの間は必然的に空いてしまう。よって、センターバックにはこのスペースを埋めることを求められるはずだ。そうすると広さという項目が重要となるはずだ。また、相手にこのスペースにボールを蹴られないようフロントフット、つまり積極的にボールにタックルしたり、インタセプトする必要がある。このチームモデルからすると広さ、フロントバックの方がアクティビティよりも重要になってくるであろう。
つまりはこの比較項目の優先順位はそれは監督、コーチのフィロソフィー、チームモデルに関わってくることであろう。
チームには戦術を実行するための原則があり、選手はそれを自ずと実行しなければならない。こういった項目に着目し、選手をスカウトしてくることでその選手はよりそのチームで活躍できる確率が高まるはずだ。
リバプールが日本の高校生を1人スカウトする場合
ステップ①高校選手権に出場したセンターバックをピックアップ⇨48チーム×2人=98人
ステップ②フロントフットの数値を算出⇨リストから上位50人を残す
ステップ③広さを算出⇨リストから50人中上位25人を残す
ステップ④アクティビティを算出⇨リストから25人中上位15人を残す
ステップ⑤失敗率を算出⇨リストから15人中上位7人を残す
ステップ⑥7人のプレービデオ等を観て、何人かと面接⇨スカウト
こんな方法がリバプールでも行われているかもしれない。
プレミアとリーガ全試合をライブで楽しめるのはスポナビライブだけ!
お申し込みはこちらから
⬇︎⬇︎⬇︎