パイオニア
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全ての業界においてパイオニアというものが存在する。そして、そのパイオニアがすることはある程度、保証されている。サッカー界においてもそれは当てはまる。
彼らは世界に色を与える
オランダのクライフはまさにそうであった。また、ドイツに革命をもたらした一人であるルイス・ファン・ハールもその一人である。日本に馴染みの深い、ウィル・クーパーもテクニックトレーニングのパイオニアだ。
クライフはフィールドを小さくしてプレーさせることを推奨し、クーバーはボールコントロール、テクニックの習得に力を入れてきた。どちらが良く悪いということではなく両方をバランス良く使うことが重要であろう。
このブログに書かれているようにオランダサッカー協会はまたも育成のパイオニア、サッカーのパイオニアとして改革を起こそうとしているようだ。
オランダサッカー協会は11歳までの子供たちの試合のルールを変更し、より狭いフィールドで、より少ない人数でプレーさせているようだ。これは研究、調査によって決められたようである。ヨーロッパで成、著しいドイツ、ベルギー、デンマーク、イングランドではすでにそれは行われている。
よってオランダサッカー協会もストリートサッカーの形を取り戻し、スローインではなく、ドリブルイン(ラインが出たらドリブルによってスタート)を採用、審判ではなく付き添い人(遊び場のお兄ちゃんやお姉ちゃんのような役割)を置くことを決めたようだ。
ただこれはすでにパイオニアであるクライフやファン・ハール、クーパーによって20年も前から推奨されていたのだ。オランダサッカー協会の保守派によってこれは採択されていなかった背景があったが、その保守派がオランダサッカー協会から抜け、やっとこのフィロソフィーが取り入れられたようだ。
この改革によってオランダサッカー協会は2026年までに世界のトップに立とうと考えている。
しかし、今のベルギーを見て欲しい。
ベルギーはゼロから始まり今や世界のトップを走っている。彼らは20年も前にオランダサッカースクールから学び、知識を得て、フィールドを小さくし、ボールコントロール、テクニックを学ぶことを優先して行った。その結果がこうだ。これはオランダにとって本当に悔いが残ることであろう。オランダはそんなベルギー、もちろんドイツとも戦わなければならない。
ただこうやって革命とは起きるものだ。オランダサッカー協会では協会内での掃除が行われた。あとは前に進むだけであろう。パイオニアの逆襲である。
今後のオランダが楽しみである。
引用:Pioniers – Voetbalscholing.nl
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