脳をトレーニングするとはどういうことか?
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選手、コーチは定期的にフィジカル、メンタルという用語を使う。
しかし、そもそもこれは“体”として一つに定義されなければならないはずだ。
なぜなら筋肉も脳も体の一部であるからだ。
例えば、回復といえば体全体のことを意味し、脳もその一つである。
どのような方法で?
日曜日に試合があった場合、いつ回復トレーニングをする?
月曜日は完全オフにして、火曜日にそれを行う?
答えは月曜日だ。月曜日に回復トレーニングを行うことが理想的である。
そのトレーニングはよりシンプルで状況判断がより少ないものが好ましい。
選手たちに必要以上に考えさせないことが大切である。このトレーニング時間は脳の回復トレーニングにも関係している。
トレーニングでは負荷をコントロールし、マッサージやアイシングをするといった方法も有効であろう。
これによって筋の緊張が緩み、思考力(脳)もリラックスした状態になる。こういったメリハリのあるトレーニングによって緊張とリラックスの違いを学んでいくのである。
さらにリラックスできているということによってより睡眠が深くなり、長いシーズンを考えれば非常に重要なことと言える。
リラックスする方法として呼吸法のトレーニングも有効である。体に酸素を多く供給するために腹式呼吸をするのだ。そうすることで体にある老廃物も流れ落ちていきやすくなる。
イメージトレーニング
イメージトレーニングを行うことは脳のトレーニングとして非常に有効な手段である。
ある特定の状況が来た時に、どのようなアクションを実行するべきなのかを想像して、頭の中でシュミレートしておくのだ。これは試合前に行うことだと思うが、試合後のシュミレートも有効である。例えば、失敗したプレーがあった場合、そのプレーの解決法を頭の中でシュミレートして、それを実行するのだ。
試合後のビデオ分析もこの類の一つであろう。ただ、これは脳を回復させるという側面からみると回復トレーニングの日には避けるべきといえるだろう。
現実と想像を区別できない
これは、最近の研究で明らかになった脳の特性である。
例えば、ライムやレモンを頭の中で想像すると勝手に唾が口の中に広がるということがまさにこの状態を証明している。口の中に何も入っていなくても過去の記憶からその酸っぱさを想像し、脳が反応して唾が出るのである。脳は現実の酸っぱさなのか、想像上のものなのかが区別できていないという事である。
脳は現実と想像を区別できない、これがイメージトレーニグの肝となる点である。つまり脳は想像したことを、現実の体験だと理解するわけである。
想像すると脳は勝手に現実に起きた体験だと勘違いし、経験が積めたと錯覚するわけです。人は経験を繰り返すほど、対応力がついてくる。それによって自分自身に自信が付くことに繋がるわけである。
3つのポイント
1、ゴールを明確にする
2、集中できる場所を選ぶ
3、自分が持っている感覚をフルに使う
ゴールをも明確に
明確なゴールに向かって、自分のイメージを膨らませることが重要である。
これから実際に起こるであろう状況に対してどのように対処したいか、どのような結果を得たいかなどといったことを想像し自分のゴールを明確にするわけだ。
集中できる場所
ゴールが明確になった次は、このトレーニングをするだけである。静かな場所を選び、それに集中するのだ。さらにそこでは呼吸をゆっくりし、その呼吸に意識を向けるようにすると良い。
感覚をフルに使う
キーポイントになるのは五感である。視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚の五感を使い、様々なことを体験している。サッカーのプレー中も同じである。この方法でイメージトレーニングするとより効果的である。さらにその時に感じられる自分の感情も含めるとさらに効果がある。その場面では何を思い、感じるのか。
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