バルセロナのサッカーにも見られる5つのパターン?
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今回はDFとウイングの選手によるビルドアップの方法論について。
実際の試合においてCBからサイドに立ったウイングにパスを出すことは難しいと言える。そこでサイドバックとも協力してウイングにボールを渡すパターンを5つ紹介する。
フォーメーションは4−3−3で中盤の形は逆三角形でバルセロナのフォーメーションと同じ場合についてである。
パターン1 SBが高い位置を取り、ウイングが内側に入る
①右のCBがボールを持つ。その際、もう一人のCBよりも高い位置にいることが重要(ボールを失った時のリスクマネージメントのため)
②右SBが高い位置に立つ。
③右ウイングが内側に絞る。相手DFラインとMFの間に立つことが重要
図のようにこの段階で右CBは2つのオプションを持つことになる。
相手の左SBはこの状況で迷いが生まれる。そのままウイングをマークするか、ポジションに留まるかである。そのままマークするためについて行けば右SBに深い位置まで入られ右CBからパスが渡ることになる。
パターン2 SBからの深い位置のパス
①右のCBがボールを持つ。その際、もう一人のCBよりも高い位置にいることが重要(ボールを失った時のリスクマネージメントのため)
②右SBが高い位置に立つ。
③右ウイングが内側に絞る。相手DFラインとMFの間に立つことが重要
ここまではパターン1と同じである。
相手の左ウイングが内側に絞り、右CBからの右ウイングへのパスを防いできた場合。
④右SBがボールを右CBから受ける。
⑤④の瞬間に右ウイングはコーナーフラッグに向かって走り出す(相手左SBの背後を取る)
⑥右SBはそのままコーナフラッグに走る右ウイングにパスを出す
パターン3 SBが内側に絞り、ウイングが下がる
①右CBがボールを持つ
②右SBが相手左ウイングの前を通り、内側に絞る
③②と同時に右ウイングが下がってくる
ここで相手の状況を観る。観るべき相手選手は左ウイングだ。相手左ウイングが右SBとと共についてきたら、右CBは右ウイングにパス。付いてこなければフリーで内側に絞ってきた右SBにパスをする。
パターン4 ウイングがボールを持ち、サイドバックが内側に走りだす
右ウイングにボールが渡り、相手の左SB、左ウイングに挟まれている場合、右SBは外側ではなく内側に走り出し、2人の敵の間からパスを受ける。もちろん、後ろに下がり、右ウイングからバックパスを受けることも可能である。チームの原則によって選択は異なって来るであろう。
パターン5 サイドバックのオーバーラップ
このパターンはMFがボールを持った場合である。
①右ウイングが内側に絞り、ボールを受ける
②①と同時に動きだし、深い位置に外側からオーバーラップする
③ボールを持った右ウイングはそのままオーバーラップした右SBにパスを送る。
いくつのパターンを知っていたであろうか。
こういった組み合わせによってプレーモデルが構築される。
これをトレーニングで選手にどう落とし込むかが指導者に求められる資質であろう。
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