ユベントスから学ぶ
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昨シーズン、セリエAのチャンピオンになり、CLリーグ決勝まで上り詰めたイタリアのユベントス。彼らから学べることは何だろうか。イタリア人監督、コンテのチェルシーといい、イタリアのサッカーは復活を遂げつつある。
そんなユベントスから学べることはないであろうか。学ぶとしたらまず守備についてであろう。
ユベントスの3バックはボヌッチ、バルツァッリ、キエッリーニで構成される。彼らは世界トップクラスのDFである。そして、その後ろには世界最高のGK、ブッフォンが立ちはだかる。
ここから学ばない手はない。
そこで今回はコミュニケーション(調和、調整)、プレーの選択、実行の3点からみてみたい。
コミュニケーション
クリエイティブな攻撃選手たちが皆で作りだすチャンスと比較すると皆で守るということは素晴らしいものなのか、芸術の域に達するのかどうか疑問の余地があるのは事実だ。スタープレイヤーと言われる選手はほぼ、FW、MFなど攻撃的な選手で、歴史に残るのはそんな彼らによって作られたゴールシーンが大半だ。
しかし、ユベントスの3人のお互いのコミュニケーション(調和、調整)は非常に高い。なぜなら彼らは、イタリア人同士でかつ、イタリア代表でもプレーしているからだ。つまり、常に一緒にトレーニングしているからである。(今シーズンからボヌッチはミランに移籍)
とは言ってもサッカーにおいて全く同じ状況は2度と訪れないと言われているが、
そこで彼らは常にお互いを観察し、調和しながら素晴らしい関係を保っていた。相手がボールを持っていたとしたら絶対に彼らには簡単にプレーさせることはない。
プレーの選択
そのポジションにおいてもっとも良いアクション(ボールなし、ボールあり)は何かと考えるはずだ。それをユベントス3人衆から少し考えたい。留意する点は以下の4点。
ポジションの高さ
相手が後ろからビルドアップしてくる場合、彼らはラインをあげてチーム全体がコンパクトになるようにする。しかし、その相手DFに余裕があり、簡単に前線にボールが供給できる場合、すっとラインを下げ、ユベントスの後ろのスペースを消すのだ。
ポジションの幅
ボールがサイドに置かれた場合、チーム全体でそのボール側にずれる。特に重要なことは3バックのお互いの距離である。これが長ければ間に大きなスペースができてしまい、相手に使われる可能性がある。それを防ぐためにその距離は短くすることが重要である。
ゾーンディフェンスとマンマークの切り替え
相手が簡単に前線の選手にボールを供給できる場合、彼らはなるべくぴったり敵のマークにつく。そうでない時は全体のバランスが崩れないようゾーンディフェンスに切り替えるのだ。
ジャンプ
4つ目はタイミングを見計らって自分のマークを捨てて、ボールを持っている選手にアタックすること。この3人はこのタイミングが非常に優れている。
実行
情報を集め、使うことはそもそも良い選択をするためである。優れたDFはこの実行の部分が素晴らしい。仮に実行の部分がよくないとチームは脆弱化してしまうだろう。
以下、ユベントスに見られる実行における留意点
1、相手チームがボールを持っている場合、軽くステップを踏み、いつでもアクションを起こせるようにしている。
2、相手をキャッチできる距離を保つ。ビッタリとマークするか、少し距離を空ける。距離を空けておくことで相手にその選手にボールを出させ、その瞬間を狙ってボールをインタセプトするのだ。
3、全てのアクションでスプリントする。相手が1vs1を仕掛けて来た時、裏にボールがきて競争しなければならない時、センタリングをカットする時、全てトップスピードに乗ってスプリントする。
4、フォーカス。彼らの3バックはもはや芸術で失点を防ぐために全てを注ぎ込む。そこではとてつもない集中力がある。
今回はユベントスを見ながら守備において学べることを考えてみた。
今シーズンもユベントスは鉄壁の守備を見せてくれるのであろうか。
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