なぜ全ての人がサッカーのコーチになれる?
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主にアマチュアクラブで見れれる傾向だが、基本的に全ての人がサッカーのコーチになることができる。なぜ?資格は?
昔プレーしていたから問題ない?ポジティブコーチングだから良い?
でも実際にこれで良いのであろうか。
時間とやる気さえあればすぐにコーチ、監督になることができてしまって良いのであろか。多くのクラブや保護者たちは甘くないであろうか。これを見過ごしてもよいのであろうか。
子供たちは初めてのトレーニングに新しいシューズ、ユニフォームで胸を躍らせながらフィールドにやってくるはずだ。そんな中、ウォーミングアップが20分もあり、中々順番が回ってこなかったり、プレーが上手くいかず怒られてばかりいたりしたら、この子供たちはシーズンを通して何を学ぶことができるであろうか。
サッカーを始める子供たちにとってあなたのクラブはファーストコンタクトの場所である。
サッカーを初めてプレーする子供たちにとってそれは大切な瞬間である。それが資格のない感覚で指導するコーチで良いのであろうか。
コーチ、監督はこの年代の子供たちがどんな子供たちなのか、この年代に適したトレーニングは何なのかを知っていなければならない。そして、トレーニングで子供たちを夢中にさせることができるのか、楽しませることができるのか、成長させることができるのかが重要となる。
少し自分のクラブを覗いて欲しい。トレーニングは上手くいっているのか。
①子供たちを夢中にトレーニングしているか。
②楽しんでいるか。
③成長しているか。(出来ることが増えているか)
もしトレーニングを見に行くことが難しければ、試合を見に行って確認して欲しい。
もしかしたら、コーチ、監督は上手くいかない子供たちを見てストレスで怒鳴って怒っているかもしれない。
こういったことが本当に起こっていれば非常に残念なことである。
隣のチームや敵チームは資格を持ったコーチが指導にあたり楽しそうにプレーしているかもしれないからだ。そして、自分のチームはこういったチームと対戦しなければならないからである。
サッカー協会も見て見ぬ振り。
もうひとつの問題はサッカー協会にもある。端的に言えばこういった状況を認めてしまっているからだ。何度もいうが初めてサッカーをプレーする子供たちにとってはそのクラブがファーストコンタクトである。
そんな大切な瞬間に、指導者として経験の浅い、もしくは資格、経験がない指導者が関わって良いのであろうか。
サッカーは世界的なスポーツで、厳しい世界である。そんなスポーツのワールドカップで優勝を唄ってはいるがそれは本当に可能であろうか。
アイスランドは全てのコーチに資格取得を義務付け、指導者に指導させている。
このままで本当に良いのであろうか。世界ランキングでは中々上昇しない。
さらなら改革が必要なのではないかと思う。
よく考えて欲しい。もし日本のクラブチームの指導者が全員、資格を持った指導者が指導にあたったら?
革命は起きるはずだ。
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