ナポリvsニースのゲーム分析
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先週行われたチャンピオンズリーグの予備予選ナポリvsニースのゲームを振り返りたい。ナポリの基本フォーメーションは4−3−3、そしてバロテッリ、オランダ代表のスナイデルを迎え入れたニースは5−3−2であった。
左サイドの制圧
ナポリのの左サイドの攻撃は多くのチームによって面倒である。ニースもその例外ではなかった。
はじめにニースの2FWはナポリのDFがボールを持った際、あまりサイドのスペースにプレッシャーをかけることはなく、ハーフスペースと言われるポジションに立つことが多かった。そこではナポリの守備的MFへのパスコースを塞ぐように意識していたようだ。よってナポリがサイドでボールを持った場合、ニースのウイングバック、サイドのMFによって状況を見ながらプレッシャーがかけられた。しかし、そこでニースの選手は噛み合わせ的に長い距離を走らなければならなかった。
しかし、これを最大限に利用するのがナポリである。
意図的に速いテンポでボールを左サイド(左サイドバック)に運んだのだ。それによってニースの選手間に混乱、ズレが生まれたのだ。ウイングバックがプレッシャーをかけるのか、それともサイドハーフがプレッシャーをかけるのかということだ。
ウイングバックがプレッシャーをかける場合、この選手は非常に長い距離を走らなければならない。サイドハーフがプレッシャーをかける場合、マークの受け渡しが必要となりナポリの選手がフリーでプレーできてしまう場合が生まれてしまうわけだ。
それだけでは終わらないのが今のナポリである。
ナポリのCBがボールを持った場合、左サイドバックが可能な限り、高い位置を取り、左ウイングが内側に絞り(SBとCBの間に立つ)、左ハーフも高い位置に(MFとCBの間)立つことで混乱を生んでいるのだ。
右のブラインドサイドの動き
さらなるナポリの脅威は右サイドの動きである。ナポリの左サイドばかりに注目が集まるがそれをうまく利用しているのが右サイドの攻撃である。
左サイドで攻撃が展開されている間にこの右ウイングはニースの左SBと左CBの間に気づかい間にすっと入り、 彼らをさらに迷わせているのだ。
ハーフスペースのカバー
一般的に5−3−2フォーメーションの弱点はハーフスペースの扱いである。両方のハーフスペースに相手のMFがいるとこの選手へのマーク、守備が非常に難しくなるのだ。
ナポリは何度かこのアドバンテージを活かしている場面が見られた。
今回はここまでにしたい。CLリーグ出場を決めたナポリ。これからもイタリア
のバルセロナから目が離せない。
2017/8/1 Napoli build up vs Atletico
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