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あるスポーツに特化するのが早過ぎた選手は怪我をしやすい!?

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若いスポーツ選手においてあるスポーツに特化するのが早過ぎた場合、その年代の選手に比べた場合、1.5倍の確率で怪我を引き起こしやすいというデータがある。

彼らは誰よりもトレーニングをすることを強いられ、結果的に怪我をしてしまうのだ。

そこには、小さい時により専門的で多くのトレーニングをしなければならない、しなければチャンピオンにはなれないという昔からの迷信のようなものがあるかもしれない。

成功者の話からそれが勝手に必要だと思い込んでいるのかもしれない。

例えば、テニス界のトップ、アンドレア・アガシの話である。

2歳からラケットを握る

アガシの父は彼が2歳の頃、すでにラケットを握らせていたという。そして、週7日、来る日も来る日も激しいトレーニングを続けていたようだ。この話を聞き、彼の活躍をい見れば何をするべきなかと考え付くことは容易に想像できる。

そう、とにかくトレーニングすべきだと。

しかし、他の選手は一体どうであろうか?アガシのように2歳からトレーニングをしてトッププレイヤーになったのであろうか。

よく考えて欲しい。早期の専門的なトレーニングによった選手の体を見て欲しい。彼らの首、肩、腰、膝、足首には同世代の選手に比べて相当な負担がかかっているであろう。この部分における怪我のリスクは必然的に高くなるはずだ。

よって早い時期に専門的かつハードなトレーニングを実施してきた選手は怪我しやすくなり、トップに行く前に競技自体を辞めなければならなくなってしまうわけだ。

16歳の選手は16時間以上、専門的なトレーニングはしていけない。

ある研究結果では自分の年齢よりも長い時間トレーニングしてはいけないというものである。つまり、16歳であれば16時間以上、専門的なトレーニングをしてはいけないということである。このトレーニング時間を超えてしまうと怪我のリスクが高まってしまうわけだ。なんとも本末転倒な話である。

時が来るのを待とう

専門的なトレーニングを開始する時期に関して述べた上で、そのトレーニングを行うべき最適なタイミングを待つことをオススメしたい。それを選ぶだけで成功の確率はむしろ上がるはずであるからだ。

 

引用文献:Post EG, Trigsted SM, Riekena JW, Hetzel S, McGuine TA, Brooks MA, Bell DR (2017) The association of sport specialization and training volume with injury history in youth athletes. Am. J. Sports Med., 45: 1405-1412

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