サッカーは監督だ

トップの監督になるために必要な情報を集めたプラットホーム。日本のサッカーが発展することを願って。

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シザーステクニックのトレーニングは必要か?

探せばいくらでも見つかるトレーニング論、その方法論。

この動画は個人テクニックにフォーカスしたもの。

これをどう捉えるかが重要。

このトレーニング、テクニックは本当に必要なのか。

試合の中でどれくらいこのテクニックを使うのか。そして、誰が、いつ、どこで、どのように使うのか。

監督、コーチはこれを考えながらトレーニングしなければならないであろう。

もちろん選手たちも。

Individual Football Training Part 1 HD

Individual Football Training Part 2 HD

成功を勝ち取るためには何が必要?

チームが成功を勝ち取るためには何が必要ですが?

そのためには何をしますか?

まずシーズン初めにチームごとに監督、コーチ、スタッフ、選手たちで

チームの目的、チームの文化(ルール)を話し合うことが大切です。

このステップはチームビルディングのために必要な第一のステップです。

■成功のためには何が必要か?

まずチームの目的を決定します。

次にその目的を達成するために必要なチームの文化(ルール)を作っていきます。

これは日々の習慣となることを意味しています。

例えば、ケガの防止のためにW-up前にシュートを打たない等。

■グループの責任

チームの目的を決定するのと同じようにチームの文化を決めることは重要なことです。

彼らと話し合い決定することでそれぞれに責任を与えます。

その際、こんな問いかけが必要かもしれません。

・最高のプレーをするためには何が必要ですか?

・グループとしてあなたは何が一番重要だと思いますか?

・普通の振る舞いをどう感じますか?

・どのように私たちのプレーを発揮しますか?

■具体例

簡単な事柄が起きたときはその都度、確認、決めて行けば良いと思うが、

こういう場合は、予め決めておくことが望ましいだろう。

具体例⇒優勝が懸かった試合、降格が懸かった試合に主力選手が遅刻してきた場合⇒試合の重要度には関わらず遅刻した選手はスタメンから外れる。

■簡単なヒント

・監督、コーチも選手と同様のルールに基づいて行動する

・契約書を作り、選手たちとその両親にサインさせる

 

グラウディオラ 9つのフォーメーション

バイエルンの監督、スペイン人ペップ・グラウディオラ。

国内リーグ制覇は当然に行われたもののCLリーグさえも優勝することを求められる監督、グラウディオラ。

そんな彼も今シーズンで契約満了となり、今後の去就に注目が集まっている。

バイエルンと契約延長をするのか、それともプレミアクラブか。

そんな彼はバイエルでの3年間でカメレオンのようなチームを作ってきた。

①1-4-3-3       5-1ヴォルスブルグ

②1-4-2-3-1     3-0マインツ

③1-4-2-2-2     1-1シャルケ

④1-4-1-4-1     0-2アーセナル

⑤1-4-1-2-1-2   0-0ボルシア・メンヒェングラートバッハ

⑥1-3-5-2       2-0ケルン

⑦1-3-4-3       4-0ハノファー  

⑧1-3-4-1-2     2-1ヴォルスブルグ

⑨1-3-1-2-1-3   5-1ドルトムント

なぜ彼は相手に合わせてフォーメーションを変えるのか?

それは彼が魅せるフットボール勝利が引き続き教えてくれるだろう。

そして、新たな革命を期待して。

アイスブレイク~チームビルディングのために~

フットボールはテニスやマラソンなどとは違いチームスポーツであることは間違いない。

フィールドに立っている11人がいかにシンクロして得点を生み出し、失点を防がなければならない。

そこではフットボールのトレーニングが去れなければならない。

チームをフットボールのトレーニング以外で発展させる方法は他にはないのかと考えてみると。

そのヒントとなるのがアイスブレイクという言葉。

アイスブレイク

アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。

お互い人間同士。会った途端に打ち解けあうということのほうが難しいであろう。

まず動画を見てほしい。

バブルサッカー 海外バージョン

例えばバブルサッカーをすることで全く他のスポーツをするよりもより効果的かもしれない。

こういったアイスブレイクを通じて、お互いの心の距離が近くになり

フットボールに必要なコミュニケーションがより円滑に進み、より成熟されたチームを作ることが出来るであろう。監督、コーチ、他のスタッフも参加するほうがより好ましいであろう。

参考までに「日本ファシリティ協会 アイスブレイク集」

https://www.faj.or.jp/modules/contents/index.php?content_id=27

オランダ発 クーパートレーニング

テクニックトレーニングで有名なクーパーメソッド。

サッカーをしていれば誰しも知っているメソッドのひとつだ。

ここではクーパーの経歴について少し。

■選手歴

SVブレイイェルヘイデ 1936-1954

ラピドJC 1954-1959

■指導暦

SVN 1959-1965

ローダJC 1965-1966

スパルタ・ロッテルダム 1966-1969

NECナイメヘン 1970-1973

フェイエノールト 1973-1975 (1973/74UEFAカップ制覇)

インドネシア代表 1975-1976

ゴー・アヘッド・イーグルス 1976-1977

こうみるとそこまで結果を出していないのが事実。

ただサッカーのテクニックトレーニングを体系化して世の中に打ち出したのは

尊敬に値する。

こう考えると戦術のトレーニングもこういった形で体系化することは可能かもしれない。

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動画を見ると選手がボールを使ってプレーするという観点で見れば、本当に無駄がない。

このトレーニングだけではサッカーは学べないかもしれないが、上手く組み合わせることが大切であろう。

W-UP トレーニング

Ballendans.jpg

このトレーニングはW-upとして使うことにおいて適している。

■オーガニゼーション

1、四角のグリットを作り、そこにいくつかのボールをセットします。

2、選手の数よりも1つだけボールを少なくします

3、全ての選手はこの四角の外を動きます。

4、コーチの仕事は、ボールを奪ってドリブルで四角のグリットから出る選手を邪魔することです。

5、そして、終わったらまたボールを四角の真ん中に置きます。

■ルール

ボールがグリット内にある場合は、他の選手からボールを奪っても良い。

コーチングアクセント

・速いリアクアション

・ボールを失った場合、すぐに切り替えボールを奪え返しに行く。

無数に存在するトレーニング~ビエルサの哲学~

フットボールの世界に無数に存在するトレーニング。

そのトレーニングはどのように構築すべきなのか。

チームの問題点からアプローチ?

自分自身が持つ理想的なフットボールを構築するというテーマからアプローチ?

ただなんとなく?

マルセロ・ビエルサのトレーニング動画

20120911Training by Bielsa.mov

戦術マニアと言われている彼。

果たして彼はどのようなアプローチを行っているのか。

間違いなく彼はなんとなくそこに落ちているトレーニングをコピーしてはいないであろう。

哲学とともにトレーニングがあるはずだ。

トレーニングは本来そうあるべきであろう。

2度と同じことが起きないフットボール

つまり状況、チームの問題も絶対に違うはずだ。

哲学⇒トレーニング⇒ゲーム⇒結果⇒分析⇒トレーニング

モウリーニョの哲学

newsflash_img.png

He was asked today why his team have struggled for consistency so far this season.

‘It’s difficult to answer. The players know [they have]. When you make a big mistake you know it and you feel it. Here we speak openly. We criticise people without any kind of problems. There are no prima donnas crying. Everybody wants to do well. Everybody accepts the criticism. Everybody knows their job and knows when they let the team down.

‘Maicon should have been surrounded by three players for the second goal against Porto,’ he continued. ‘They failed. They let the team down. They know it, and we speak about it because we try not to make mistakes. You know what I call that? Coaching.

‘If [a mistake] happens in the first half we speak about it at half-time, if it happens in the second half we speak about it the next day. We never speak after the game. I go to the press, they go to the shower. After the match I never have a bad reaction. It’s time to calm down and go home.’

Understandably Mourinho did not want to say his team for tomorrow’s game, but what he could do was explain the thinking behind the changes he has been making to his starting XI in recent weeks.

‘We always try to do a little bit of rotation, which is important physically and mentally for the group, but there is also a part of the rotation that is because of the instability of the performances.

‘If you play fantastically well for five matches, you get some stability in the team, you keep the core and you don’t change much. That’s normal. When there is some instability you try to find why the performance was better here and not so good here; why the player who made this mistake didn’t make another one. It’s normal.

‘What we do is work when we can. We played Tuesday. Wednesday was more about recovering, but yesterday and today we worked, we analysed, we tried to make the best decisions. It’s normal to try and find solutions to win the next game.’

引用:http://www.chelseafc.com/news/latest-news/2015/10/newsflash.html?extcmp=SOCIA_TW_ENG_NEWS_PREMATCH

今シーズン2015/2016、低迷しているチェルシー

この状況についてモウリーニョ監督がインタビューに答えている。

その中に彼のコーチング哲学が垣間見えた。

「彼らはミスを犯し、チームを落胆させてしまった。このミスについて彼らは理解している。けれども、私はそのミスについて話す。何故なら私たちはミスを犯さないようにしようとするからだ。あなたはこれを何と言うか知っていますか?コーチングだ。

もし、ミスが前半に起きたとしたら、私たちはハーフタイムにそのミスについて話す。

もし、ミスが後半に起きたとしたら、私たちはそれを決して試合の後には話さない。

私は記者会見に行き、選手たちはシャワーを浴びる。

私は試合後に、一切、悪いリアクションをしたことはない。そこでは穏やかに時間を過ごし、家に帰る。」

興味深いのは試合中にミスが起きたときにいつその話をするのかということだ。

ヨーロッパでは試合後に試合について監督はあまり話さないと聞く。

なぜか?

試合後に話したところで選手の頭の中に残らないということであろう。

選手は勝っても負けても、肉体的、精神的に披露困憊の状態である。

次の日にしっかりとお互い整理したほうがはるかに効率が良いということであろう。

戦術的ピリオダイゼーション

FC Porto Individual Player Development Pepijn Lijnders

FCポルトアカデミートレーニング

戦術的ピリオダイゼーション理論的試合前ウォーミングアップ

インテルシュート練習 戦術的ピリオダイゼーション

約30年前にポルトガル人のヴィクトル・フラーデ氏が発案したサッカーのトレーニング理論。

同理論を採用しているジョゼ・モウリーニョFCポルトが結果を残している。

日本でもかなり広まっている理論だ。

フットボールを体系化した初めての理論であろう。

簡単にまとめてみるとする。

■ポイント

フットボールの試合では多くの構成要素が相互に影響を及ぼしあっている複雑な事象であるため次の展開を予測することは出来ない。

②「サッカー=技術+戦術+体力+精神力」と表現されるが、サッカーの試合の1場面を切り取った場合、その1場面が技術だけだったり体力だけということはありえない。全てが相互に影響している。

③要素ごとに細分化してトレーニング(技術、フィジカルだけのトレーニング)をするのではなく、「サッカーをサッカーのままトレーニングする」

④サッカーの本質(特徴) を反復練習して習慣化させる。

( 技術・戦術・ドリブル・パス・シュートなど分割したトレーニングをした場合、サッカーの試合でマイナスになりえる行動を選手達に習慣化させてしまう危険性がある。例えばボールを奪われてもボールを奪いに行かないことの習慣化。

⑤各自で決めたチームのプレーモデルを習慣化させることが練習の目的、つまり考えなくても体が反応する状態まで持っていく。

⑥トレーニング理論の枠を超えてサッカー哲学のような領域に達している。

⑦練習と試合の境界線が極力無くなるような練習を行う。

⑧次の展開が予測不可能な出来事の連続こそがサッカーの本質であり、その想定外の出来事の対応策を練り習慣化させる。

フットボールではフットボールをすることでしかうまくなれない。

世界では今。

Nike Chance: Trial Day

Nike Chance - Trial Munich 2014

世界では今、何が起きている?

成功するんだという野望に満ちた人々で溢れているはずだ。

その成功のチャンスが来ることを待って、もくもくと準備をしている人々がいるはずだ。

時間は人々に平等に与えられる。

時間をどう使うかだ。

それによって成功できるかできないかが決まるはずだ。

メンタルがテクニックを超える時!?

Nike Academy: Defending: Body Position

守備においてもこだわることが大切。

半身の姿勢に関してもポジションやボールがある場所、チーム、監督、国によって必要なことが変わってくるはずだ。

何を選ぶかだ。

ボールを奪えというが実際にどの程度のテクニックを知っているだろうか。

・半身の姿勢を作る。

・前の足でボールを突く、奪う

・ボールの正面に立つ

・足を揃えない

・足を交差しながら、バックする。

ただ変わらないこととしては絶対に相手に負けない、抜かれないということであろう。

まず根本的にそれがあるかないかで大きく変わってくるであろう。

こういった時にメンタルがテクニックを超えるのかもしれない。

世の中に絶対に抜かれない選手がいるはずだ。

絶対に相手に負けない、抜かれないというこだわり。

6秒ルール~FCバルセロナ~

スペイン大国ではプレーモデル、プレーモデルと言われています。

いわゆるチーム全体のサッカーの仕方です。

今治FCの岡田さんもあるスペインコーチに出会い、

「日本にはプレーモデルはないのか」と質問されたそうです。

さらに岡田さんはプレーモデル構築に関してこう答えています。

「チーム全体でイメージするためのプレーモデル(約束、プレーの仕方)を作ることで逆にそのイメージを壊すファンタスティックなプレーが生まれるのではないか」と述べています。

バルサは本当に6秒で奪い返す?

動画はベップ時代のプレーモデル「6秒ルール」。

ボールを奪われたら6秒以内に奪い返すというもの。

当時、バルセロナのボールポゼッションばかりに目がいきがちでしたが、

攻撃⇒守備という攻守の切り替えのモーメントにおいてもしっかりとプレーモデルが構築されフットボールが形成されていました。

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