5秒ルール 攻撃から守備への切り替え
スポンサーリンク
5秒ルールという言葉を知っているであろうか。
多くのチームでこのルールが適用されている。
攻撃、守備、攻撃から守備への切り替え、守備から攻撃への切り替えの4つのモーメントの内の攻撃から守備への切り替えの際に使われるものである。
5秒ルールとは、ボールを奪われた後、5秒以内にボールを奪い返すというものだ。
なぜ5秒ルール?
ボールを奪われた瞬間は実は、ボールを奪い返すのに最も良い瞬間であるとも言える。なぜなら、この瞬間、敵チームはまだ脆弱である。どういうことかと言うと敵チームがボールを奪った瞬間、敵チームは攻撃の準備をするために選手が動き直しをし始めるからである。
ボールを奪われた場所で5秒ルールは発動される。この周辺に立っていた3、4人の選手がボールにプレッシャーをかけはじめ、なるべくフィールドを小さくするのだ。
Principe balverlies + 5 secondenregel
そして、相手の縦パス、プレーの前進を防ぐのだ。
それに伴い残りの選手たちもフィールドを小さくし、選手間の距離を短くして全体をコンパクトに保つのだ。
多くのプレー原則
サッカーの世界において多くのプレー原則がある。このプレーの原則はチームのプレーモデルに合わせてチームにアジャストした形で使用される。また、チームのレベルにも夜であろう。例えばグアウディオラのバルセロナでは3秒ルールが適用された。ここで最も大切なことはボールを奪われた瞬間は最もチャンスな瞬間でもあると言うことだ。そのためにこの時間を短くできればより良いと言える。(敢えて相手に5秒の時間を与えて奪い、得点しやすくするという考えもある。)
チームレベルに合わせて6秒、7秒と設定することも悪いことではなく、あくまでもチームに合わせることが大切である。
5秒ルールのポイント
- 時間は各チームのレベルに合わせて調整する。
- ボールを失ったポイントに近い選手、3人、4人がすぐにボール、敵にプレッシャーをかける
- どこでボールが取れるかを予測し、相手に与えるスペースを小さくする。
- 相手がボールを奪い、攻撃の準備をし始めることは、逆にチャンスである。よってこの瞬間により速く、アグレッシブにアクションを起こす。
- より速くボールを奪うことはエネルギーと時間の消費を少なくする。なぜなら、守備をする時間が減るからである。
バルセロナが最強なのは必然である グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィー
- 作者: オスカル・P・カノ・モレノ,羽中田昌
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2011/09/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 『ジャイアントキリング』の流儀
- 作者: 仲山進也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: Kindle版