サッカーは監督だ

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選手のモチベーションをかきたてろ!

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様々な競技において成功した多くの選手は専門的なトレーニングを通じてその競技に必要な技術を手に入れてきた。

 

技術獲得の観点から、反復というファクターはプレーヤーを供給するで非常に重要である。

ただ本質的に反復することは、単調で中々夢中になることは難しい。

永続的なタスクの実行、コンディション調整、トーレニング内で戦術の確認・調整のほぼ繰り返しである。常に同じ方法、同じものを繰り返されたならそれは非常につまらなくなってしまうわけだ。

 

そこでどのように選手たちを興奮させ続けることができるのか?

選手たちにどのようなスイッチを入れると学び続けてくれるのか?

図解 モチベーション大百科

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答えは内なるモチベーション

Deci et al, 1981, Mitchell, 1996の研究によると先生のある振る舞いは学生の内なるモチベーションに影響を与える重要なキーファクターとなるとしている。

 

内なるモチベーションとは楽しくて満足感を味わえるものとして自分から行動することができるものとして言及されており、Vallerand and Rosseau, 2001の研究ではスポーツにおいて楽しんだり喜びを感じながらプレーすることはパフォーマンスに重要な影響を及ぼすとしている。

 

また、Chelladurai’s (1980)のリーダーシップにおける多次元モデルではパフォーマンスを最大限発揮することにおいて実際のコーチの振る舞いと好ましい行動と必要不可欠な行動は大きく関わりあっているとしている(Hoigaard Jones and Peters, 2008)。

 

いくつかの研究(Black and Weiss, 1992, Chelladurai, 1984; Cote and Sedgwick, 2003, Hoigaard, Jones and Peters, 2008, Mageau and Vallerand, 2003, Mitchell, 1996, Potrac, Jones and Cushion, 2007, Ryan and Deci, 2000, Weiss & Friedrichs, 1986, Westre & Weiss, 1991)でもモチベーションの度合いとコーチの行動に対する選手の認識の重要性を強く強調している。これに伴い自律的支援学習環境という概念が形成された。

自律的支援学習環境はコーチ、監督が選手の自主性に重きを置き、自主的に問題を解決させ、決定事項に関して彼らが参加するというものだ。この選手の自主性に重きをおいたコーチングのアプローチは選手のモチベーションを作りだすと言われている。

 

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つまり、選手のモチベーションとコーチの振る舞いは大きく関連性があるということだ。

こういった研究によって、監督、コーチはどのような要因が自分の選手が最高のパフォーマンスレベルを作り出せるかを理解するための枠組み、考え方が示され、また学習環境内においてどの要因が選手のパフォーマンス向上に役立つかを教えてくれる。

 

アスリートのパフォーマンスの最大化とモチベーションの度合いの成長に役立つ1つのコントロールが可能な要因、それはコーチングの方法である。

Black and Weiss (1992)は多くの情報を供給し、好ましいパフォーマンスに対して褒める監督、コーチは高いレベルを楽しみ、努力し、認知能力に長ける選手と深い関連性があると述べている。

 

また、Similarly Cote and Hedgwick (2003)は選手の自主性は高いレベルの技術指導、褒めることができ、選手を助けること(支援)ができるコーチによってより促されると述べている。さらに、監督、コーチによるフィードバックの供給やそのタイミングによって選手のモチベーションが高まるかどうかに関して大きな影響を及ぼすとしている。

さらに、Ryan et al (1985)によるとポジティブでパフォーマンスの良し悪しに関するフィードバックは選手の認知能力を向上させるとしている。モチベーションの度合いも大きく引き上げるとしている。

 

つまり

様々な研究を例にあげてきたが、高い競争下にある育成年代やエリートスポーツにおいて、コントロールできる行動の重要性を理解することは未来の監督、コーチにとって大きな要素を占めていると言える。

 

ここではコントロールできる行動、コーチングについて取り上げたわけだ。

 

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