各年代の特徴とトレーニング留意点 11歳から17歳まで
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前回は7歳から11歳までの特徴をまとめましたが今回はまとめて11歳から17歳まで。
11歳から13歳に必要なこと
■この年代の特徴
・この年代の選手たちは、自分のプレーについて批判を取り入れることができる。これは特別なことである。
・楽しむ、楽しいということ以外にも注意を向けることが出来る。
・個人的なアプローチを監督、コーチから受けることを喜ぶ。
・好奇心旺盛で、強いモチベーションを持っている。
・彼らは熱しやすく、親しみやすい
・彼らは誰かと共にプレーすること、コンビネーションプレーをすることが出来る。
・テクニックを学ぶことに適しており、何かをまねすることに長けている。
・何かを真似したいという衝動を持っている
・度々、“自分は出来る”という過信に陥る
■肉体
体を自由に扱うということができるようになる。ここではコーディネーションに力を入れるべき
■注意すべきことと出発点
・彼らはボールを前に行かせてたくなり、自分の側においておくことは難しい。
・出来る限り速く、ボールを自分で支配、コントロールすることが重要である。
ここでのトレーニングはプレッシャーを受けた状態で行われるべきだ。
何故なら体と敵の間にボールを置くことを成長させなければならないからだ。
・加えて敵の位置を見てフリーランニングというアクションは重要です
・誰かと一緒にプレーするということをアクセントに置くと良い
・トレーニングでは止まることなく、どんどん流れるオーガニゼーションを作るべき。
・トレーニングではボールフィーリング、強いパス、ボールトラップする力も合わせて成長させることが大切である。
■トレーニングのアドバイス
・話して、イメージを見せて、プレーさせる
・具体的な例を示し、そしてそれをそのままプレーさせる。
・様々な種類のトレーニングを準備する。
・試合やチーム内での戦いではなく、とにかくプレーすることさせることを意識させる。
・この年代の子供たちにとって分かりやすい言葉を使う。
13歳から15歳において必要なこと。
■この年代の特徴
・彼らは思春期に入り、生意気です。
・他のことに興味がいき、他に趣味をもつようになる。よって指導者は彼らのフットボールに対する評価を再評価させなければならない。
・彼らは権威に対して、反抗、時には対立を誘発しようとするかもしれない。
・自立・自律は少し難しく、自己中心的である。
■肉体
・怪我をしやすい年代である。よってW-upをしっかりしなければならない。また、トレーニングの負荷にも考慮しなければならない。
・この年代の選手が体の過度な成長期であることを認識していなければならない。
■注意すべきことと出発点
・攻撃、守備の目的を明確にしなければならない。
・成長するという意識を保ち続けさせなければならない。
・失点を防ぐためにお互いのポジションに注意を払い、さらにビルドアップ、攻撃し、点を取りにいくことに重点をより置いていかなければならない。
・戦術のトレーニングに時間を割くが、1対1で突破するという視点を持つことを忘れてはいけない。
・トレーニングではより速いテンポでかつ敵のプレッシャーがかかった状態でされなければならない。
■トレーニングでのアドバイス
・テーマを個人的な欠点、問題点にむけるべきである。
・この年代では決してパーフォーマンスが高いということはないということに留意しなければならない
・チームの一員であること、プレーに責任があることを伝えなければならない。
・トレーニングの意味をはっきりしなければトレーニング、試合は上手く行かないことが多いだろう。
・この年代では、自分たちのプレーの問題を自ら解決するように促し、そういったことが起きるような状況を作らなければならないであろう。
15歳から17歳において必要なこと
■この年代の特徴
・思春期の真っただ中にいます。例えば、不合理となり気だるさやイライラをつのらせます。
・すべては自分中心となります。
・彼らは自分自身のプレーに批判的なることができます(自己分析)
・彼らが良いプレーをしたとき、この過程はとても重要な学びの瞬間です。
・筋肉の量が少しずつ増え、筋力トレーニングをすることで少しずつその効果が出始めます。
・誰もチームから孤独感を感じさせないことがコーチとして重要な点となります。
・チームで試合で勝利することが個人の成長することよりも比重が大きくなってきます。
■肉体
・体の成長のピーク期に入ります。⇒筋肉と骨の成長のバランスが取れてきます。
・この観点からW-upをしっかり行い、ケガに対してリスクを負ってはいけません。
■注意すべき点と出発点
・チームの成長を促すこと。そこでは3ラインの関わりあいとそれぞれのポジションでのタスクについて。
・試合の結果においてその選手がどのような影響を及ぼしているかにポイントを置かなければなりません。
・上記のの観点から個人の成長に対してアプローチすることも忘れてはならない。
・チームコンセプトをしっかり設定し、それを実行させる。
・試合に近い状況を作ること(1対2~7対7)そして、そのチームコンセプトを発揮できるようなトレーニングをすること。
■トレーニングでのアドバイス
・W-upをしっかり行うこと。
・トレーニングの前に自分が何かをしたいのかトレーニングしたいのか明確にすること。
・短く単純明快な説明をし、具体例を見せます。
・良くなるまでコーチを与え続ける。(プレーを徹底させる)
・選手たちにトレーニングの設定を手伝わせ、トレーニング後は用具を片づけさせる。
・一貫したアプローチをすることが大切。
各年代の特徴に合わせてトレーニングすることはとても重要です。
これを理解できていなければ適切なトレーニングはできないであろう。
所謂、オーバーコーチングになってしまう。
育成年代の選手は常に成長し、進化する。それを理解しているかしていないか。
これが大きく分けるはずだ。
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