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プレミアリーグの3バック革命

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Afbeeldingsresultaat voor chelsea vs city formation

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シーズンが始まり約1ヶ月半。プレミアリーグを見てみるとあることに気づく。

約半分のチームが3バックと2ウイングバックシステムを採用していることだ。

果たしてこれはなぜであろうか?

 

シティと共にスタートダッシュを切ったユナイテッド。モウリーニョはこう述べる。

私が考えにプレミアリーグは全体的に守備的になっている。多くのチームが5バックで中盤を2人か3人という形でプレーしている。2つのチームはお互いに合わせようとして、同じシステムで戦うのだ。そして、それは0ー0もしくは1ー0である。

残りのだいたいのチームは4−3−3で攻撃的MF2人、守備的MF1人というシステムを構築し、戦ってくる。しかし、モウリーニョにとってはどうなろうが彼自身のアプローチはほぼ変わらず打ち破りのない攻撃的な防衛を構築するのだ。

 

モウリーニョの話しを少し先に進みたい。

Michael Caleyによるとプレミアリーグのチームは約30パーセントの時間を5バックで戦っているとのことである、ちなみに昨シーズンは18パーセント、その前のシーズンは4パーセントであるとのことである。

何か大きな理由があるのであろうか。

今までと同じ3バックなのか?

この3バックの爆発的増加は昨シーズンのチェルシーのプレーモデルが大きく影響しているかもしれない。平凡なシーズンスタートを切ったチェルシーはアーセナルに0−3と負けた後、3バックシステムに変更したのだ。これによって大きな戦術的変更となり、脆弱さがなくなったのだ。その後、快進撃を続けプレミアリーグをそのまま制してしまったのだ。3バックの一人は攻撃に参加することが許され、ウイングバックはサイドの深い位置に立ち、センタリングをあげるというよりはそのまま中に切れ込みゴールを狙うことが一つのタスクとして与えられたのだ。

それでも違いを生み出す。

一般的な3バックのトレンドが変わった中で、そこには違いはないのであろうか。

その違いについて選手のプレミアリーグ、グアウディオラのシティの試合が良いであろう。

3バックシステムでは真ん中の後ろに選手を3人残すことで相手のカウンターアタックからの攻撃を後方で防ぐことができる。また自分たちのゴールを硬く守ることができる。しかし、これには弱点もある。それは何かというと後方に3人残っているということは前線には一人少ないという状況が出来てしまうのだ。前線に人がいなければカウンターを防ぎ、相手にショートカウンターをすることができないのである。つまり、相手にボールを奪われた瞬間にボールを奪い返すことが難しくなってしまうのだ。

しかし、グアウディオラのシティはこの問題点を無視してしまっている。この無視こそが問題解決策にはなっているのだが。

その方法は極端なほどまで3人のうちの一人が攻撃に参加するのだ。そして、人が少ない状態でもボールを失って瞬間にボールを奪いにいくのだ。そして、うまくはまらなかった場合は彼はファールを犯すのだ。シティーは今シーズン、インタセプトを1試合平均10.7回という数字を出している。しかし、これはリーグ全体で見た時に決して多い数ではない。リーグでは12番目である。

https://www.whoscored.com/Regions/252/Tournaments/2/Seasons/6829/Stages/15151/TeamStatistics/England-Premier-League-2017-2018

ちなみにボールポゼッション率は63.8パーセントで、リーグ1位である。(データは2017年10月12日現在)

果たしてこれをどう見るか。

これはデータの見方、考え方かもしれないが、ポゼッション率が高いということはボールを奪っている数も多くなるはずである。攻撃、ボールを保持するためには奪わなければならないからだ。ここから考えられることは、守備において難しい状況(ボールをし失ってボールを奪い返す時)がきた時、状況を見てファールを犯して相手の攻撃の芽を潰していることにならないのであろうか。

これはまさに想像でしかないがグアルディオラはファールの仕方も指導しているに違いない。彼ならそれが可能である。

 

 

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